皆さまこんにちは、山口です。
最近着実に夏のじりじりとした暑さが身近に感じられるようになってきました。四季の中で一番夏が好きな私ですが、その前にやってくる梅雨には憂鬱な気分が拭えないでいます…雨でも楽しめる何かを見つけたいと毎年思いながら過ごしておりますが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
さて、今回はそんな憂鬱も晴れるような制作事例をご紹介します!
最近増えているウエディング系のご依頼。今回も結婚式の招待状と封筒の印刷に、素敵なカップルのお客様がお越しくださいました。
▼制作事例 結婚式の招待状と封筒
シルバーと爽やかなターコイズブルーの鳥が目を引く招待状。可愛らしすぎない、すっきりとした上品な雰囲気がありますね。
実は今回のお客様、2月のカリグラフィーワークショップにもご参加いただき、そのタイミングで活版の招待状を作ってみたい!とご相談してくださいました。お二人で一緒にカリグラフィーを体験されて、招待状もお二人の手で作るなんて、本当に仲の良いご夫婦…と思ったのを覚えています。
その際、活版で印刷にチャレンジしてみたいけれど、いざとなると活版に向いているデザインや仕様がいまいちわからない…とご相談くださり、ご希望のイメージをお伺いしてから何度かやり取りを重ね、このデザインに決まりました。
紙のご相談はもちろんですが、デザインについても不安なことがありましたら何でもお気軽にご相談ください。スタッフがご希望に沿ったご提案をさせていただきます。デザインから作ってほしい!というご依頼でも可能になりますので、どんなデザインが活版印刷に向いているのか全くわからない…という方でも安心してご相談くださいませ!
今回の招待状は版を上・真ん中・下の3つに分けて印刷しています。封筒の版と合わせると4版になりました。
体験でお使いいただくテキン(活版印刷機)は電力を使う印刷機とは違い、かけられる圧に限界があります。はがきサイズの招待状をそのまま1つの版にしてしまうと、全体的にかかる圧が分散され、印刷が上手くいかない場合があります。活版の凹凸をしっかり感じられる綺麗な仕上がりにしたい場合は、1版を名刺サイズくらいにすることをおすすめしています。
しっかりと圧がかかった綺麗な仕上がりになっていますね。
印刷工程が増えることで体力的にも大変な部分もあるのですが…交互に役割を交代しながら印刷をされていたお二人、最後までとても楽しそうに印刷されておられて、何の問題もありませんでした。
そしてひと際目を引くターコイズブルーのカラー。鮮やかでとても綺麗です。
こちらは紙の相談で再度ご来店された際、一緒にインキの色味を選びたいとのことでご相談してくださいました。
今回はDICというカラーガイドの中から、ご希望の色味に近いものをこちらでセレクトし、ご提案させていただくことに。お店で使っている定番インキの他にも、このように色味を指定していただくことも可能です。その場合は当日までにご準備いたしますので、必ず事前にご相談くださいませ。
一生懸命に印刷する奥様を優しいまなざしで見守る旦那様。
印刷中も終始穏やかな空気で日々の仲睦まじさをこの短い時間だけでも感じておりました。きっと結婚式当日もこんな温かな空気の中で素敵な一日を過ごされたのではと思っております。
ウエディング系のご依頼は、お客様ご自身の手で印刷したものが、お客様の大切な方々の手に渡ってくのを想うと、いつも温かな気持ちになります。お二人とお二人の大切な方々の幸せな晴れの日のお手伝いができることをスタッフも嬉しく思います。ぜひ気になる方はお気軽にお問い合わせください。
~印刷内容~
コース:活版印刷機レンタル
紙:グムンド 210kg / お持ち込みの封筒
印刷版:金属凸版(4版)
インキ:シルバー・DIC-2165
枚数:招待状、封筒 各約30枚
所要時間:4時間
※レンタル時間には印刷機のレクチャー、印刷位置の確認、印刷練習を含みます。
※所要時間は状況によって変動いたしますので、ご参考程度にご覧ください。
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