制作事例CASE41:活字名刺


こんにちは。

最近本当に時間が過ぎていくのが早いです…実はこのブログ、4月頃に書いてそのまま温めていたんですが、いつの間にかもう8月になっていました。1週間もあっという間に感じるので、年末もすぐな気がしてきます…


さて、今回は久しぶりに制作事例のご紹介です。大切なご縁をつなぐお名刺、TLPオンラインストアからご注文いただきました『活字名刺』の制作事例をご紹介します!

嬉しいことに近頃、活字名刺のお問い合わせをよくいただいております。少しでも気になっている方の参考になればと思いますので、どうぞお付き合いくださいませ。





▼制作事例:活字名刺(※セミオーダー)


今回ご依頼いただきましたのは、広島にある「personal care salon 一つ.」という女性のためのケアサロンを経営されているお客様。お店のショップカードとして、そしてご自身のお名刺としてもお使いいただけるよう、ショップ名を表に、お名前を裏側に印刷する仕様で承りました。
選ばれた紙は素朴であたたかな風合いが魅力的な和紙、小川和紙です。



オンラインストアでお受けしている活字名刺は、既存のテンプレートを元に内容を決めていただく形となります。特に表側は活字を使用するので、文字サイズは3号(16pt)、書体は明朝体と決まっています。

今回もはじめは店名の「一つ.」だけで表側のご注文をいただいておりました。ただ、それだけでは何のお店か伝わりくいかも…ということで、頭に小さく「personal care salon」の文字をつけ足すことをお勧めさせていただきました。



そのため、今回はテンプレートから少し外れたセミオーダー仕様となります。テンプレートから外れる場合は、その都度料金をお見積りいたします。

追加する「personal care salon」部分には弊社の在庫活字を使用することにしました。(購入するよりも費用が抑えられるため…)

その場合、書体が在庫の中からしか選べないこと、在庫分の活字はお渡し出来ないこと、組版の追加料金等々…全てご了承いただいた上で製作となりました。



今回はたまたま在庫の活字で雰囲気に合うものがあったので、ちょっとラッキーなパターンです。

この他にも、お名前の横に「肩書」を入れたいとのことで追加で活字を購入して頂いたり…表面にお店のロゴを入れたいとのことで、活字ではなく金属凸版で印刷させていただいたこともありました。この場合は”活字”名刺ではなくなってしまいますが、耳付き和紙ならではの風合いのある名刺として喜んでいただけました。(※いずれも別途お見積り)

すべてのご要望にお応えできない場合もございますが、出来る限りで一番良い方法をご提案させていただきますので、ぜひお気軽にご相談くださいませ。



昔ながらの活字、手漉きの耳付き和紙、そして一枚一枚手刷りの活版印刷。インキの滲みや掠れ、全てが合わさってとても素敵なお名刺に仕上がりました。

どれも丁寧な手仕事の中で生まれるこの名刺。ひとつも同じものはなく特別な名刺として、ご依頼のお客様とその周りの方々とのご縁をつなぐ一枚となってくれたら嬉しいなと思っております。




~ご依頼内容~

商品:活字名刺

紙:耳付き和紙(小川和紙)

印刷版:オモテ 活字(購入分+弊社在庫活字)/ ウラ 金属凸版(1版)

インキ:スミ
枚数:100枚


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