制作事例CASE36:結婚式のプロフィールブック

皆さまこんにちは。山口です。

つい先日年が明けたかと思えばもう1月も後半になりましたね。お正月気分でぽやっとしていたのも束の間、ペーパーサミット出展の準備などもあり、あっという間に日々が流れていきます。そしてこんなに厳しい寒さが続いているのに、数ヵ月もすればまた暖かな風が吹くようになるなんて、なんだか少し不思議な気持ちになりますよね。


さてそんな月日の流れを感じつつ、今回は少し時間を戻しての制作事例になります。

昨年の秋頃、結婚式用のプロフィールブックを制作したいとのことで、素敵なカップルのお客様にご来店いただきました。可愛らしいお二人の制作事例、どうぞ最後までお読みください。



▼制作事例 結婚式用のプロフィールブック



今回のプロフィールブックはスクエアの紙と台紙に活版印刷をして、一つの冊子に仕上げました。白い紙には金属凸版で、台紙の印刷は当日お時間があればということでしたので、活字をご提案させていただきました。イラストはお客様からいただいたものを製版用に手直ししています。可愛らしいデザインにはお二人の温かい雰囲気がにじみ出ているように感じます。



金属凸版は3版に分けました。


会社用の大きな活版印刷機でしたらパワーが十分にありますが、店舗でお使いいただけるテキンは手動の活版印刷機なので、大きな絵柄にしっかりと凹凸をつけるのが苦手です。(名刺サイズまでが推奨となります) 紙やデザインによって印刷の仕上がりも変わりますので、今回は1版ずつでしたら綺麗にしっかりと凹凸の付いた印刷が出来そうだとご提案させていただきました。



版を分けたことでメリットもあります。


印刷の途中でインキを変えることが出来るので、多色刷りのプロフィールブックを作ることが出来ます。こちらも、事前に色のイメージをご提案させてただきました。台紙のえんじ色に合わせたものや、少し華やかな金色、ベーシックに黒色など、いろいろと想像が広がり、とても楽しい時間です。



でも、やっぱり実物を見ると気持ちが揺らいでしまうもの...。


今回は2種類の組み合わせを印刷することにいたしました。活版印刷機レンタルはワークショップと違い、お客様の時間が許す限り、ある程度自由に印刷をしていただけます。(かかる時間によってお値段が変わってきます。)今回のように、インクの交換には少し時間がかかってしまいますが、その分こだわった制作ができることも良さになります。


最後は、台紙に活字で日時やお名前などを印刷して出来上がりです。



インキの色や組み合わせに迷われている間も、相談されながら終始楽しそうに制作されていらっしゃったお客様。私も幸せをおすそ分けしていただいたような気持ちになりました。きっと式の当日も、お二人のように温かく素敵な日になったのではないかなと思います。

活版印刷機レンタルのご依頼はウェディングの案件も多く、そんな晴れの日のお手伝いができると思うと私共スタッフも嬉しくなります。一から制作する過程も素敵な思い出として、お客様の心に残ればいいなという想いでお手伝いさせていただきますので、気になる方はぜひお気軽にご相談くださいませ。



~印刷内容~

コース:活版印刷機レンタル

紙:ハーフエア  コットン  180kg  ディープマット  ルージュ  220kg

印刷版:金属凸版(3版)・活字

インキ:青金・スミ

枚数:約20枚

所要時間:3時間30分

※レンタル時間には印刷機のレクチャー、印刷位置の確認、印刷練習を含みます。

※所要時間は状況によって変動いたしますので、ご参考程度にご覧ください。


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