制作事例CASE29:活版コースター


こんにちは。

本日はTHE LETTER PRESSを運営する山添の制作事例をご紹介いたします。



Avec Du Laiton 様  HP / Instagram

真鍮をこよなく愛する店主様が、真鍮の身の回りの雑貨と、真鍮と一緒に使ってほしいものを集めたセレクトオンラインショップを7月にオープンしました。静寂の雰囲気を纏った美しい日用品を購入することが出来ます。


――「かっこいいもの、ずっと使いたいもの、見ているだけで幸せな気持ちになるもの、そんな真鍮とともに、日々の移り変わりを感じてほしいという思いからセレクトした宝物を、ぜひごゆっくりご覧くださいませ。」

引用元:HP



今回はショップカードとして使える活版印刷のコースターをご依頼いただきました。


厚みのある「特Aクッション」に、ゴールドと空押しの2色で印刷をしています。活版印刷で使うゴールドのインキは、箔のようなキラキラとした光沢感よりも落ち着いた雰囲気なので、真鍮を彷彿とさせます。また、暖色系の紙にゴールドを印刷することでアンティークな空気感も感じられます。


通常はトムソン抜きで仕上げるコースターですが、今回は断裁機で端をカットしました。デザインに枠線があるので、余白がずれないように慎重に断裁します。これは新しい試みとして挑戦の価値がありますし、断裁機で仕上げができればコストも少し下がります。



▲さりげない空押しにもご注目


ここだけの裏話ですが、空押しで印刷してみると想定よりも視認性が低く、文字が目立たないように感じたため、僅かにインキを入れて空押しのイメージに近づけたそうです。私も初めて聞いたときは驚きました。これはプロの印刷工がなせる業ですね。




印刷工が使いこなす活版印刷機は、店舗のテキン(手動)と比べてパワーがあるので、端までしっかりと凹凸がついていることも魅力的です。紙の厚みを活かすため印刷圧は強めに、そして太い線には掠れが出ないように調整しています。


完成のご報告をすると店主さんも喜んでくださいました。


活版印刷のコースターやトムソン型(ダイカット)にご興味がございましたら、ぜひTHE LETTER PRESSにご相談ください。


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